うなぎに含まれる栄養素のお話

うなぎは、他の魚に比べて良質のビタミンが非常に多く、ミネラルも豊富です。

1200年前の「万葉集」の歌に、夏痩せにうなぎが良いという表現で登場するぐらい古くから栄養食として愛用されています。

ここでは、うなぎに含まれている栄養素と、うなぎを食べると体にどのような効果があると言われているのかをご紹介します。

「元気をつけたい」ときや「勝負の日」などに栄養満点のうなぎ料理を是非お試しください。

≪うなぎに含まれている沢山の栄養成分≫

ビタミンA
うなぎ100gでビタミンAが1500マイクログラムあります。人参約1.5本分、ほうれん草1.5束分に相当します。肌の健康を維持したり、暗いところでも目が慣れて見える機能があがったり、のど、
鼻などの粘膜に働いて細菌から体を守ったりする効果を期待できます。

ビタミンB
食欲不振・疲れの緩和・スタミナ不足の緩和、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもあります。糖質及び脂質の代謝を促進するビタミンB1、皮膚や爪、頭髪などの新陳代謝を活性化させるB2が多く含まれます。B1、B2ともに美容と健康には欠かすことのできない栄養素です。

ビタミンE
「若返りビタミン」と呼ばれています。抗酸化作用により細胞の老化を抑制し、若さを保つといわれています。また、血液中のLDLコレステロールの酸化による動脈硬化など、生活習慣病や老化と関連する疾患を予防することでも期待されています。

ミネラル
ビタミンと同様に体の機能の維持・調節に欠くことのできない栄養素です。体の機能の円滑な働きを助けています。体内で合成することができないため、食物からバランス良く摂ることが大切です。

カルシウム
体内のカルシウムは、99%は骨と歯に、残りの1%が血液などの体液や筋肉などの組織にあります。この1%のカルシウムが出血を止めたり、神経の働きや筋肉運動など、生命の維持や活動に重要な役割をしています。食べたカルシウムは、小腸から吸収されて血中に入り、すぐ使う分だけ残して残りは骨に蓄えられます。


体内の鉄は、その約70%が血液中の赤血球をつくっているヘモグロビンの成分になっていて、
女性に多い鉄欠乏性貧血の予防になります。生き生きとした体作りには効果的です。

コラーゲン
うなぎの皮の内側には良質なコラーゲンが多く含まれています。保湿効果が高いタンパク質であり、お肌の弾力などに影響します。

ムコプロテイン
うなぎの体の表面のヌルヌルした成分はムコプロテイン(ムコ多糖質)と言い、胃腸の粘膜の保護や消化吸収を助ける働きがあります。

EPA  DHAなどのオメガ3
こちらのコラムで詳しく説明しています。